三軸自在の会の池上悟朗先生の本「機能姿勢」に気づく本を読ませていただきました。
改めて、三軸修正法と操体法の接点のようなコトを感じました。
「機能姿勢」とは、
例えば、深呼吸をした時、それで「ホッ」とできたとしたら、「機能姿勢」をつかっています。
と、表現しています。
スーツと大きく息を吸い込みたくなる、感覚、姿勢とも書かれます。
また、具体的に、
最悪の状態において最も楽な姿勢をとるしかない時、あなたは「機能姿勢」の状態なのです。
とも、書かれています。
よく、ぎっくり腰に見舞われた方からお電話を頂戴したとき、
「とにかく、痛くない姿勢を探して、そのままの姿勢でじっと休んでいてください。そうしますと、痛みは少しづつ楽になってきます。そうしたら、うちの治療院にいらしてください」とお答えしています。
これは、知らず知らずのうちに、機能姿勢を探して休んでください、とお伝えしていることだったのです。
例えば、仙台操体医学院のコ~ン先生の臨床のスタートは、楽な姿勢、楽な姿位を尋ねることからはじまります。
「座った方が楽ですか?仰向けはどうですか?」
そんな具合に尋ねていきます。
臨床のスタートは機能姿勢をとってもらうことから始まっています。
この「ホッ」とする機能姿勢を操体法的に言いかえるなら、快適感覚ともいえるにちがいありません。
この機能姿勢・快適感覚こそが、自然治癒力の原点だということです。
なんという、共通点でしょう。
こんな共通点があるからこそ、
その昔、コ~ン先生が「三軸操体法」のDVDを出す時に、
池上六朗先生に了解伺いのお電話をさしあげたところ、
面識もないコ~ン先生に二つ返事で「快諾」していただけたということです。
お互い相通じる何かを感じ取ったにちがいありません。
素晴らしいお話です。
この本、みなさん、ぜひお読みになってください。