スノーボードに行くとぎっくり腰になる

一年に数回ぎっくり腰に見舞われる方です。

またまた、ぎっくり腰に見舞われてしまいました。

昨年もこの時期、冬です。

それも、昨年もスノーボードにいった次の日、ぎっくり腰に見舞われています。

ご来院いただいて尋ねたことは、

「スノーボードに行ってきたんですか?」ということです。

ピンポン!

昨日スノーボードにいってきて、今朝起きてズボンをはこうとしたら、ギクリときたのだそうです。

スノーボードと骨盤の関係

この方、パソコン関係のお仕事で、毎日それこそパソコンと向き合って奮闘しているわけです。

仕事の重労働が続きすぎると、ぎっくり腰に見舞われてご来院しています。

仕事のし過ぎ、座り過ぎからくる「ぎっくり腰」です。

スノーボードが好きで、冬になると時々スノーボードに行くことを楽しみにしています。

すると、残念なことにぎっくり腰に見舞われる訳です。

パソコンに向かい合っている仕事ですから、どうしても、骨盤は「後傾」してしまいます。

スノーボードをすることで、この骨盤の後傾がいっそう進んでしまい、ぎっくり腰に見舞われます。

立って動診してみますと、もちろん、体幹を後ろに反らすことが出来ません。

スノーボードの姿勢

スノーボードの姿勢を思い浮かべてみます。

しゃがんで、腰を落として滑ります。

股関節屈曲、膝関節屈曲ということです。

この時、作動して頑張っている筋肉はというと、

ふくらはぎとハムストリングスということです。

この筋肉が作動して緊張が続きますと、筋肉が収縮してしまいます。

すると、ハムストリングスは骨盤の後面に付着するわけですから、骨盤はおのずと「後傾」してしまいます。

骨盤が後傾すると、腰椎は屈曲、前傾してしまいますから、体幹をうしろに反らすことができなくなるわけです。

そして、思わず、体幹を反らしてしまうと、ズキッと痛みが走ることになります。

このように、事務仕事のし過ぎでも骨盤は後傾し、ぎっくり腰を発症し、

スノーボードで頑張りすぎても骨盤は後傾し、ぎっくり腰を発症することになるわけです。