腰痛のひとつのナゾが解けました
やっと、ひとつのナゾが解けました。
腰痛のなかでも仙骨の痛みを訴える患者さんが多いものです。
仙骨というのは、骨盤を構成する真ん中の骨、背骨の一番下を支えている骨の部分です。
仙骨になぜ痛みが生じるのか、仙骨の痛みの原因が何なのか、不思議に思っておりました。
臀筋群のなかでも、中殿筋のリリースを施しても、まだ、この仙骨の痛みが消えないケースがあり、「中殿筋が原因ではないんだな~」とは考えておりました。
この仙骨の痛みの原因は大殿筋だったのです。
大殿筋とは、早い話が「おしり」の筋肉です。
この筋肉にコリができると、大殿筋にひっぱられて、仙骨に痛みを発症させていたのです。
解剖学をひもとけば、大殿筋は仙骨に付着しています。
当たり前のことといえば、当たり前です。
臨床経験がまだまだ、足りませんでしたね。
この仙骨に痛みを訴える患者さんのほとんどが、長時間の自動車の運転や、長時間パソコンに向かって座るデスクワークの方々です。
長時間の自動車の運転をイメージしてみます。
背中からお尻まで、すっぽり、座席におおわれて、ハンドルを握っています。
そうです、この腰痛では大殿筋の血流を阻害していたのです。
それも同じ姿勢で何時間も、、、。
血流障害からくる酸素不足ー組織破壊という過程をへて、大殿筋を短く固くし、それにより、仙骨に痛みがでると考えることができます。
ですから、この仙骨の痛みを解消するためには、大殿筋のリリースが有効だったのです。
大殿筋のリリースを狙うなら、やはりカエル足。
または、直接、大殿筋と骨盤との筋膜の癒着をとるハガシが有効になります。
なるほどね~。
これは大変、説得力のある説明ですよね!