朝起きると、膝が痛いといいます。
膝が痛いということで、通院していただいてるのですが、
特に、朝起きた時、膝が痛いということです。
なぜでしょう?
こんな仮説を立ててみました。
この方の膝は明らかに、O脚になっています。
外に開いているわけです。
仰向けになると、足がO脚になっているのですから、自然と、足はさらに開いていきます。
夜寝る時には、もちろん、掛布団をかけるわけです。
いくら軽い羽毛布団だとしても、いくばくかの重さはかかるわけです。
すると、ただでさえO脚になっている膝が、さらにO脚になっていくと考えられます。
それが、寝ている時間、確かに寝返りを打つとはいっても、それなりの時間仰向けで寝るわけです。
その間に、O脚はさらに進行してしまう、というメカニズムが考えられます。
ですから、過・O脚、O脚がさらに進んで、膝関節のズレ、歪みは進み、歪んだままに足を動かすのですから、
その動きはスムースではなく、また、痛みを伴うことになると思われます。
そこで、こんな指導をしてみました。
膝をひもで縛って眠るわけにもいきませんから、
朝起きる時、布団のなかで、股関節・膝関節を内旋位にする整体をしてみてはどうか、という提案です。
布団のなかで、2~3回、そのような動きをしてみてから、起きてみてはどうですか?ということです。
このような、運動、整体で、朝起きた時の膝の痛みが軽減されるのであれば、この指導は正解ということです。
検証のためにも、次回のご来院が楽しみです。