首の側屈の動きとお尻の筋肉

肩こりとお尻の筋肉、もう少し、具体的に書きますと、

首の動き、それも特に首の側屈の動きとお尻の筋肉とは密接な関係があるということです。

首の側屈で可動域制限がかかります。

例えば、首を右に側屈すると、左の首筋がピ~ンと張って可動域制限をかけます。

この症状は、肩甲骨が「外転」しているために、首筋も外転位にひっぱられ、可動域制限がかかるといえます。

この肩甲骨を「外転」する筋肉は、解剖学的には、

①前鋸筋
②小胸筋

です。

この症状が出現している際には、この二つの筋肉を整体するのは、必須のアプローチと言えます。

それからさらに、解剖学的にではなく、臨床経験上、わかってきたのは、三角筋も関与しているということです。

三角筋は、

前部:鎖骨の外側
中部:肩峰
後部:肩甲棘

からはじまり、三筋は合して、上腕の三角筋粗面に付着します。

と、いうことは、上腕を固定すると、三角筋にコリ・拘縮があると、肩甲骨と鎖骨は外側に「外転」、引っ張られることになる、と考えます。

そして、この三角筋のコリ・拘縮は上腕ばかりではなく、お尻の筋肉の影響も受けるということです。

そう、それも、反対側のお尻の筋肉の!

きょうも、また、首の側屈で可動域制限が出現する方にご来院いただきました。

この仮説を立証するべく、肩回り、首回りを整体する前に、お尻の筋肉を整体します。

すると、やはり、首の側屈の可動域は改善されます。

さらに、首の回旋についてもその可動域は改善されることがわかりました。

このように、肩甲帯と骨盤・股関節の関係を念頭に置きながら整体することで、肩こりの改善率は飛躍的に高くなります。