肩こりと耳のこりとの関係についてのレポートです

肩こりと耳のこりとの関係についての症例レポートです。

慢性的に肩こりに悩まされていて、あまりに肩こりがひどくなると、頭痛もおきてしまうそうです。

動診してみますと、首を左斜め前にたおすと、右の後ろの首筋に痛みが生じます。

はじめに僧帽筋を整体します

右の首筋、肩にかけて痛みがでますから、

まず最初は、右の肩、僧帽筋を整体します。

この整体の仕方が最近のマイブームなわけですが、ほんとに肩・首回りがよくほぐれます。

僧帽筋に手を置き、僧帽筋と棘上筋を握る様に、ジワ~ッと握りつづけます。

ただこれだけで、筋肉のこりがとろけていくような感触が伝わってきますから、面白いものです。

そして、動診をしてみますと、明らかに、首の可動域は改善されてきました。

けれども、まだ首筋の痛みは生じます。

僧帽筋の起始部を整体します

まだ、首筋に痛みは生じますが、改善はされたので、今度は、僧帽筋の起始部を整体します。

後頭部を整体します。

これで、また可動域は改善されてきました。

けれども、まだ、首筋に痛み生じます。

さればとて、耳に触れてみますと、これがやはり固いわけです。

耳を整体します

耳を整体します。

左右、外側にひっぱってみたり、

上にひっぱったり、

下にひっぱったりします。

けれども、一番効きそうなのは、耳のしわの固い所をクチュクチュともむわけです。

これが、けっこう痛いわけです。

耳が固くなっていますから。

これで動診してみますと、なんと、首筋の可動域が格段によくなり、また首筋の痛みが解消されたわけです。

こんなことをイメージします

こんなことが起きているのではなかろうか、と推測します。

首こり・肩こりがきつくて僧帽筋が固くなってしますと、

僧帽筋の起始部・停止部の周辺に、こりができてしまうのでしょう。

そのこりが頭皮にテンションをかけ、とうとう、頭からつきでている耳にまでテンションをかけることになるにちがいありません。

そのまま、耳にテンションがかかりつづけ、耳は固くなります。

すると、今度は、結果として固くなったはずの耳が原因となって僧帽筋や首筋にまでテンションをかけ始めることになるのでしょう。

耳のこりがトリガーとなって頭皮・首筋にまで痛みを生じさせるのでしょう。

現に、これまでにも、耳を整体することで、頭痛が収まったりする症例がありましたから。

耳のこりは、耳の近くに手をもっていっただけでだいたいわかります。

冷感といいますか、なんとなく冷えて冷たい感じが伝わってきます。

そんな感触を感じたなら、耳を整体することです。