肩こりと肩甲骨の関係について

肩こりと肩甲骨の関係についてのレポートです。

肩こりで、首を横に倒せない、横に動かすと、可動域制限がかかる方は多いものです。

たとえば、首を左に倒してもらうと、右の首筋がはって、可動域制限がかかる方の場合です。

常連のお客様で、このような症状、首を横に倒すことが出来ない方がいらっしゃいます。

どのようにすれば、この可動域制限が解消されるかを探っていきますと、

肩甲骨を脊柱、背骨のほうに押し込んであげますと、首が左右にたおれ、首の可動域制限が解消されることがわかりました。

このことは、どのような現象がおきているのでしょうか。

肩甲骨が外転するということ

肩甲骨が外転します。
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肩甲骨が外に動くことです。

肩甲骨が外に動くということは、この写真でもわかるように、

わたしたちが、患者さんによく言うように、「肩が前にはいってますね~」ということになります。

この肩がまえにはいっている現象をひきおこしているのが、肩甲骨を「外転」する作用をする筋肉群です。

「身体運動の機能解剖」によりますと、つぎの二つの筋肉です。

①小胸筋
②前鋸筋

①小胸筋は、第3肋骨から第5肋骨からはじまり、肩甲骨の烏口突起を結び、肩甲骨を外にひっぱります。

まさに、猫背を形成する筋肉といえます。

また、「肩が前にはいってますね~」というときの原因の筋肉ともいえます。

このように、肩甲骨が外転、前にはいってしまいますと、首の筋肉「肩甲挙筋」がひっぱられ、テンションが発生すると考えられます。

このガムテープが肩甲挙筋です。
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すると、首を左に倒すことができなくなるにちがいありません。

ですから、肩甲骨を内転、背骨に向けておしこんであげますと、首は、左右に倒れるようになります。

これを整体するには、どのような方法があるのでしょうか?

小胸筋の拘縮の整体する

①小胸筋
②前鋸筋

この筋肉の拘縮を整体すればいいわけです。

この方に①小胸筋の拘縮の整体をしますと、やはり、予想通り、首はスムーズに左右に倒れることになり、可動域制限を解消してあげることができました。

最近の整体の関心は、肋骨に付着する筋肉の探求です。

まさに、最近の関心、研究テーマとピッタリ一致した、整体となりました。