へっぴり腰の姿勢について

腰痛、腰が痛い方は概して、いわゆる「へっぴり腰」で治療院にやってくるものです。

いわゆる「へっぴり腰」とは、どのような姿勢かというと、腰が前かがみになり、膝も伸びていないものです。

このへっぴり腰の姿勢について考えてみます。

へっぴり腰と骨盤の位置について

腰痛のほとんどは、骨盤の後傾しています。

カパンデイを参照します。

「関節の生理学Ⅲ」・P100。

「腰椎湾曲の平坦化」です。

ここに、

「ハムストリングスと大殿筋が収縮すると骨盤を後傾させ」る、とあります。

そしてさらに、

「この(骨盤後傾)過程に決定的な役割を果たす筋群は腹筋群であり、

とくに腹直筋がテコのような作用をする。

したがって腹直筋と大殿筋の収縮があれば、腰椎湾曲を平坦化するのに十分である」

このようにカパンデイは記しております。

簡単にまとめると、

骨盤を後傾させ、腰椎を平ら、平坦にする原因の筋肉は以下の3つだということです。

①大殿筋
②ハムストリングス
③腹直筋

これらの筋肉が収縮すると、骨盤が後傾し、さらには、腰椎は前傾になってしまうと考えます。

ここがわかりずらいのですが、骨盤が後傾すると、腰椎も後傾するように思われますが、

骨盤が後傾すると、腰椎は屈曲、前かがみになります。

このことは、「身体運動の機能解剖」の中で、表にしてまとめられています。

このようにして、へっぴり腰が出来上がるわけです。

筋肉の連動を考える

カパンデイはこのように指摘しているのですが、

臨床的には、さらに筋肉の連動をも考慮に入れなくてはなりません。

①大殿筋
②ハムストリングス
③腹直筋

この筋肉に連結する筋肉群が収縮しても、これらの筋肉群は収縮するということです。