親指を痛めてしまいました
不覚にも、自分の右手の親指を痛めてしまいました。
IP関節とは、親指の末節骨と基節骨をつなぐ関節です。
親指を曲げると、ここの手の指の甲側に痛みが走るわけです。
触れても、圧痛があります。
これは何とかしなくてはなりません。
圧痛点、コリを探していきます
われながら、自分の手は働き者だな~と感心しておりました。
けれども、これまで、壊れることもなく、なんとかやってこれました。
手が壊れてしまったら、これは、もうこのお仕事終わりです。
お客様にも、時々、「手は疲れませんか」、「手は大丈夫ですか」と聞かれることはありましたが、全然大丈夫でした。
ところが、今回、親指にいたみが走ってしまいました。
指先から前腕まで、もうしらみつぶしに圧痛・コリを探っていきます。
そして、触れるたびに動診、親指を曲げてみて、その痛みが軽減するかどうかを確認していきます。
圧痛点・その1
ここには母指対立筋が付着します。
ここを触れると、「痛たたた」と圧痛があります。
ここを整体すると、確かに、指を曲げた時の痛みが軽減してきます。
けれども、まだ、ゼロではありません。
まだまだ、何かがありそうです。
ひとつのコリだけで済む問題ではなさそうです。
圧痛点・その2
前腕を探っていきます。
かなり痛いです。
ここをまた整体します。
ますます、親指を曲げても、その痛みは軽減してきます。
この2点で、だいたい60点はクリアできました、いえいえ、80点はいっていると思われます。
ただ、まだ、触れると痛みは残っています。
触れての痛みは、まだ時間の要する問題なのかもしれません。
まずは、なんとかなりそうなので、治療家生命はまだ、なんとか保てそうです。
原因は何だったのだろうか?
今回の親指の痛みの原因は、なんだったのだろうかと反省してみます。
手の使い過ぎ、指の使い過ぎということになるわけですが、
これまでとはちがう手・指の使い方をしてしまったようです。
最近の整体では、骨膜の剥がしばかりではなく、皮膚・筋膜の剥がしを多用しておりました。
この剥がし、コリ・異常がない方の場合は負荷はかからないのですが、
コリ・異常がある場合、皮下脂肪が厚くなっていて、親指と人差し指で握る、つまむ動作にかなりの負荷がかかるわけです。
「これは、ちょっと、まずいな。無理がかかりすぎているな」と思っていたら、
案の定、親指に痛みがでてしまいました。
指がねじれた状態で指を使うと、このような異常をひきおこしてしまうようです。
指に無理をかけない整体を心掛けていかなくてはなりません。