かかとの痛みの原因のほとんどは、「ふくらはぎ」の筋肉のコリ・拘縮であるといって、まずまちがいはありません。
もちろん、これまでにも、「ふくらはぎ」だけで、問題が解決しないケースはたびたびありました。
けれども、かかとの痛みの原因の大部分は「ふくらはぎ」だと言い切ってよいと思われます。
「ふくらはぎ」で問題が解決しない場合は、「ふくらはぎ」に連結する筋肉群を探究していきます。
この方、右のかかとの痛みを訴えます。
どこかの筋肉のコリ・拘縮が悪さをして、ここに痛みを生じさせていると考えます。
そのポイントを探しだすことができ、触れることができると、その場でかかとの痛みは軽減します。
まずは、かかとに停止する筋肉を疑わなくてはなりません。
①腓腹筋
②ヒラメ筋
かかとの痛みは、軽減しません。
ほかの筋肉を触診していきます。
見つけることが出来ました。
短腓骨筋と思われます。
いつもの、この本によりますと、(P245)
「短腓骨筋の筋腹は、長腓骨筋の深層で、腓骨の遠位三分の二の領域に存在する」とあります。
ここの奥、腓骨に触れるところに癒着を感じ取ることができます。
ここを整体しますと、立ってもらっても、かかとの痛みはでなくなりました。
かかとの痛みは、まずは、ふくらはぎを徹底的に触診することだと、つくづく感じ入ります。
盛岡市で整体は盛岡せんぼくバランス治療院へ