中指が両手ともはねる

中指がばね指です。

それも、なんと、両手とも!救いは、ばね指特有のはね方が、比較的穏やかなことです。

これまでのばね指の臨床で、圧倒的に多いのが、「親指」のばね指です。

ばね指の原因はこれは、もう明らかで、手を握る動作、グーの動作が続きすぎますと、ばね指を発症します。

ですから、手の屈筋群の作動不全だと、私は考え、対応しております。

そして、それなりの成果をだしてきております。

中指のばね指です

指が親指であろうと、中指であろうと、ばね指はばね指です。

考え方も対応もおなじにちがいありません。

右手からいきます。

右手の屈筋群の中に、やはり、ばね指の「ばね」が緩和されるポイントがありました。

そのポイントに触れながら、ストレッチ操体法をかけますと、

ますます、ばね指の「ばね」が緩和されていきました。

同じことを左手で行います。

左手の屈筋群をふれながら、ばね指の「ばね」が緩和されるポジションをさがしていきます。

なんと!残念なことに、同じ手が左手にはつかえないことが判明しました。

屈筋群には、「ばね」を緩和するポジションがみあたりません。

けれども、必ず、どこかに、「ばね」を緩和してくれるポジションがあるはずです。

そこを探していきます。

やはりコリはありました!

やはりありました!

手のひらです。
中指のばね指
ここに触れると、グニュ・グニュした妙な動きが手に伝わってきます。

そこで、ここにきている「腱」をズラすと、「ばね」が緩和されます。

「腱」をズラしながら、手をグー・パーしてもらいます。

ほとんど、ばね指がはねなくなりました。

同じことを、右手でもやってみます。

右手はますますスムーズに動くようになりました。

ここの部分のコリ、

または、「腱」のズレがばね指をひきおこしていたにちがいありません。

一回で、ほぼ、ばね指が解消されました。

まだ、戻ることは考えられますが、治療のポイントが見つかりましたので、

あと、数回の整体で十分回復するにちがいありません。