四十肩・五十肩と結帯動作については、以前にもレポートさせていただきました。

詳しくは、こちらをご覧ください。
「四十肩・五十肩と結帯動作」

結帯動作の原因筋肉であろうと、私が確信しているこの上腕二頭筋について、もう少しレポートさせていただきます。

上腕二頭筋について

上腕二頭筋は、その名前の通り、

起始部は二つに分かれています。
上腕二頭筋
長頭は上腕骨の結節間溝を通って肩甲骨の関節上結節。

短頭は肩甲骨の烏口突起につきます。

この上腕二頭筋は、、肘関節を曲げたり(屈曲)、前腕を回外(外ねじり)する働きがあります。

解剖学的にはそうなっていますが、生来「アマノジャク」な私は、ちょっと、ちがう見解をとっております。

長頭はそのとおり、肘関節を曲げたり、外にねじったりする働きをします。

けれども、短頭は、その起始部のポジションから推測して、外ねじり・回外は無理ではなかろうかと考えます。

それよりは、短頭と筋肉の連結のある「烏口腕筋」と同じように、肩関節を内転すると思われます。

実際、短頭に触れながら、上腕を内転すると、短頭が作動するのが感じられます。

上腕二頭筋が拘縮すると

このような、独自の上腕二頭筋の見解にたちますと、どういうことになるのかといいますと、

上腕二頭筋が拘縮すると、こうなるのではなかろうか、ということです。

長頭はが拘縮すると、前腕は外にねじれます。

短頭が拘縮すると、上腕が内側に入ってきます。いわゆる肩が前に入った「巻き肩」になるのではなかろうか、ということです。

結帯動作に支障のある方のほとんどが、肩が前に入った「巻き方」、猫背になっています。

その原因となっている筋肉がこの短頭にちがいありません。という指摘です。

結帯動作の解消にむけて

結帯動作の解消にむけてなすべきことは、

あたりまえですが、

この長頭についてと同時に短頭についてもアプローチしていく必要があるということです。

特に鍵を握っているのが、短頭と短頭と連結のある「烏口腕筋」へのアプローチです。

短頭と烏口腕筋の共通の起始部である烏口突起がその筋肉の拘縮により、ポジションが下に下がっていると仮定します。

そのポジションを矯正しながら、筋肉の拘縮を解消するアプローチが有効になってくると考えております。

先にアップした「四十肩・五十肩と結帯動作」のレポートと合わせて、

このレポートも参考にしながら、臨床のお役にたてていただければなによりです。

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