四十肩・五十肩で結帯動作を探究し続けているわけです。

結帯動作の探究(8)では、「結帯動作の探究(8)」

「最も単純化していってしまえば、結帯動作とは、すなわち、肘関節の「屈曲」だということです」。

と、記しています。

確かに、そうです。

肘関節の「屈曲」を改善するために、前腕から整体していくことは、必須のアプローチといえます。

それでも、改善しないなら、ということで、動診して、もう一度確認すると、

肩関節の「伸展」で可動域制限があることがわかりました。

これでも、やはりあたりまえですが、結帯動作の可動域制限が出現します。

結帯動作の初動の動きが、この肩関節の「伸展」なのですから。

ピアノ教室の先生です。

「なんだか、首から肩まで苦しくて、めまいもする」といいます。

コンサートを控えていて、練習を積んでるということです。

結帯動作の動診をしてみますと、右の可動域制限が認められます。

前腕を整体することで、確かに、肘の屈曲は改善されましたが、まだ、可動域制限があります。

もう一度、動診してみますと、

肩関節の伸展がきつくて、腕が後ろにいかないことが確認できました。

肩関節の伸展の筋肉は上腕三頭筋で、屈曲の筋肉は上腕二頭筋です。

素直に、上腕二頭筋のコリ・拘縮が原因の可動域制限と考えます。


ここです。上腕二頭筋の停止部・橈骨の橈骨粗面です。

ここを整体します。

橈骨粗面は触れれそうでなかなか触れることがむつかしいものです。

橈骨そのものが、上手くイメージできないものです。

けれども、ここ橈骨粗面を整体します。

すると、やはり、素直に、肩関節の伸展の動作が改善されました。

肩関節の伸展が改善されると、上腕が深く背中に入ることができるようになるため、結帯動作も改善されます。

やはり当たり前のことですが、結帯動作を改善させるためには、肘関節の問題ばかりではなく、

肩関節にも意を払わなくてはいけないということを、改めて確認することが出来ました。

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