10歳の坊やがお母さんといっしょにご来院です。

2週間ほど前に、学校の休憩時間にサッカーをして遊んでいてから、腰の痛みがひかないということです。

痛みを訴える部位が、腸腰筋また腰方形筋のトリガーポイントと一致するので、大人でいえば、「軽いぎっくり腰」かな、という見立てで整体・操体法にはいりました。

動診してみると、前屈・後屈とも窮屈感、腰に痛みがでます。

膝倒しも左右とも痛みがでます。

どのように動いても痛みが出るというやっかいなパターンです。

膝倒しについては、左右とも十分たおせるところまで、ほぐれました。

けれども、前屈・後屈とも痛みがでます。

けれども、ベッドから起き上がる動作は、すばやくできてしまうんです。???起き上がる動作には、前屈の動作がはいっています。そんなことは軽々とできてしまうんです。けれども、立って前屈すると痛みを訴えます。?????

現段階での私の整体・操体法では、今日はここまでかな、と断念しようとしたのですが、最後の手段ということで、この「盛岡・川嶋・バランス療法」をやることにしました。

腸腰筋・腰方形筋狙いのラインです。

手をつかいます。左の腰の痛みがあるので、左手からアプローチします。「くすぐったい、くすぐったい」と身をよじります。

つぎに右手からのアプローチです。

こちらは、左手よりももっと「くすぐったい、くすぐったい」と身をよじって、逃げ回ります。痛いはずの腰もねじって。

一息ついて、立ってもらい動いてもらいます。「あ、痛くない」とそれは、もうピョン・ピョンとびはねています。

もう、それは、ほんの、2~3分のできごとです。

お母さんも、嬉しいやら、驚くやら、まずは大成功となりました。

ここまでくるまでに、ずいぶん整体・操体法には時間を必要としてしまいましたがね、、、。