半年前に一度、ご来院いただいた20代の男性のお客様です。

「どうしたの」と聞きますと、

「三日前に、マッサージにいったら、痛みがでて、ひどくなったのできました」ということです。

どこが痛いのか尋ねますと、

右の肩甲骨の下の周辺です。

肋骨まわりですね。

いわゆるもみ返しからくる筋肉の炎症にちがいありません。

「さて、どうしよう?」と一瞬、考えました。

どこのお店にいったのか、お店の名前を尋ねました。

マッサージ屋さんではなく、多店舗展開している整骨院です。

保険適用にしてもらって、もんでもらったそうです。

「うん、そうだ、そうしよう!」と決めました。

「これは、もまれすぎたせいで、筋肉組織がこわれてしまって、炎症がおきてるにちがいないです。

ですから、そのことを伝えに、その行ったお店にもう一度いってみてください。

そして、今言ったように、

もまれすぎからくる、筋肉の炎症だと思います。

この炎症を収める処置をしてほしい、と伝えください。

けっして、これは、ケンカをしにいくのではなく、

このおきた炎症を収めて欲しいと処置をお願いにいくんです。

それは、あたりまえのことでしょう」とお話します。

と、いうことで、私は、何もせず、この男性のお客様を見送ったのでした。