これは、整体している私自身が驚いた四十肩の症例報告です。
右も左も肩が痛いという四十肩の女性の方です。
もう3年も、、、。
「最初は右肩が痛くて、だいぶ良くなってきたな、と思っていたら左肩も痛くなってきて」ということです。
肩を動かしてみます
肩を動かしてみます。
右肩です。前からあげても、横からあげても、160度くらいの高さで、肩に痛みがでます。
左肩です。こちらも、前からあげても、横からあげても、130度くらいの高さで、肩に痛みがでます。
確かに、この方の四十肩は、左肩のほうが動きは悪いです。
手を整体すると、、、!
さあ、この四十肩、どうしよう、ということで、右手の指をみてみます。
なんか、こわばって見えます。
指を一本、一本曲げていきますと、右手の中指の動きが悪くて、曲げても、手のひらにつきません。
「うん、これから、やっていこう」と、四十肩に効くかは別として、この指の整体から始めることにします。
指のこわばり、指の曲がりの悪さに関しては、以前にも、記事にしました。
詳しくはこちらをご覧ください。(33)指先のしびれと足のしびれ
それで、中指を整体しますと、もちろん、中指は手のひらにつくくらいまで動きはよくなります。
まだ、あと、ちょっと、気になります。
こんな場合は、手のひらの中手骨を整体しますと、さらに動きが良くなることが、わかってきています。
指のこわばりにかんしては、ますます、プロの腕に磨きがかかってきました。
けれども、まだ、ちょっと、気になります。
それで、今度は、手の甲側の中手骨を整体します。
「痛たたた、、、」と顔をしかめて、痛がります。
もうすこし、「てい鍼」で攻めてみます。
「ふ~っ」と一息入れて、「これで、四十肩の右肩があがったらおもしろいですよね~!」といいながら、
四十肩の右肩をあげていきますと、なんと、痛みもなく、「あがります!」
いやいや、整体している、私、本人が驚いてしまいました。
四十肩の痛みの原因が手の甲のコリだったなんて!
きっと、この人差し指になんとも微妙な動きと負荷がかかってコリになって、四十肩になったのでしょう。
このコリを整体しますと、四十肩の肩の痛みが抜けたのです。
いや~、人間の体はどこで、どうつながっているのか、いまだに謎だらけです。
パターン化、システム化するのは、まだまだ、無理がありそうです。
反対の四十肩、左肩にいってみます。
こちらも、左手から整体、親指の付け根の「魚際」を整体しますと、可動域はかわってきます。
けれども、左肩は、右のような劇的なドラマはおこらず、次回の整体にもちこしとなりました。
とても明るい表情になり、お帰りいただきました。
いや~、われながら、スゴカッタな~!