育児で腱鞘炎になるお母さんは多いものです

「産後の骨盤矯正をお願いしたいんですが」

「それと、腱鞘炎もお願いします」

お子さんはまだ、5か月の新米ママさんです。

出産して、育児がはじまると、腱鞘炎になるお母さんは結構多いものです。

それも、みなさん「左手」です。

赤ちゃんを抱っこする手、親指の付け根に痛みがでるようになり、腱鞘炎になってしまいます。

腱鞘炎から始めます

この方、三か月前には、もう親指の付け根に痛みを感じていて、腱鞘炎を発症していました。

整形外科を受診したそうです。そこで腱鞘炎の診断を受け、

二回受診して、親指の付け根に注射を受けたそうです。

それが、痛みどめなのか、ステロイド剤なのかは、私にはわかりませんが、、、。

けれども、あまり効果がなく、ご来院いただきました。

親指の付け根の痛みの腱鞘炎から始めることにします。

手首を動かしてみます。

手首を小指側に動かしますと(尺屈)、親指の付け根に痛みがでます。
親指の付け根の痛み(1)
もちろん、親指の付け根に痛みがでるので、可動域制限もあります。

触れてみると、この腱鞘炎、下橈尺関節にネジレを感じます。

この腱鞘炎の原因の筋肉をさぐるために、前腕を親指のラインと小指のラインを触れていきます。

小指のラインに「コリ」を感じます

親指の付け根に痛みがでる腱鞘炎ですので、親指のラインと思いきや、小指のラインに「コリ」を感じます。
親指の付け根の痛み(2)
ここにバランス操体法です。

コリコリに固くなっています。

これで、手首を動かしてもらいます。

あ~ら、不思議。

手首を小指側に動かしても、親指の付け根に痛みがでなくなりました。

でも、まだチョツと、手首のねじれを感じます。

そこで、こんな風に「骨の操法」です。
親指の付け根の痛み(3)
すると、ますます、この腱鞘炎の手首の可動域がよくなりました。

手首を動かしても、親指の付け根に痛みがでなくなり、それは、大変喜んでもらえましたよ~!