(2)基本整体・操体法の実際とゆらし操体法

抵抗の原理

抵抗について、私はこう考えます。

動診をしてみて、痛みや窮屈感のある部位があるとします。

その部位を「快高圧」のさがっている部位、

エネルギーのさがっている部位と仮定します。

その部位に「快高圧」を注入することを考えればよいわけです。

その部位の筋肉を作動させてもらえばよいわけです。

さらに、

その筋肉を作動させてもらいながらその動きに対して抵抗

をかけることで、「快高圧」を生むことができます。

また、さらに、その部位を片手でふれながら、もう片方の手で抵抗

をかける、ということも、「快高圧」を生み出したいポイントが明確

になるため、有効な手技となります。

その筋肉を作動させることにより、筋肉の連結により、ほかの部位にまで、「快

高圧」が伝わっていき、全身に「快高圧」を伝えることができるようになりま

す。

これが、すなわち「連動」ということです。

その部位が原因であるのか、結果として、痛みがでているのかは、わからないわ

けですが、その部位にアプローチすることで、「連動」を通じて、その原因や結

果にたどりつけるはずです。

歪みを治す操体法の施術

歪みを治すための具体的な施術・整体法について橋本敬三先生は次のように記します。&br;
「関節運動を分類すれば、

(1)前後屈伸

(2)左右屈伸

(3)左右回旋

(4)軸に対して求心力を加えた圧迫と遠心力を加えた牽引

との四種類、対称合わせて八種類となる。

歪みのある関節において、運動を分析すれば、制限された方向角度が確認でき

る。歪みにおける可動可能の極限から元に戻す運動のコースが整復コースであ

る」。(生体の歪みを正すP11)&br;

もう少し詳しくこの整体を説明するとこうなります。

「前述の四つの運動の分析をやってみればよい。運動の歪みの方向・角度・強弱

が明瞭に現れる。

そうしたら、最悪の可動の点までもってゆかせておいてから、術者は軽く抵抗を

与えてやりながら、元にもどさせる。

この運動は患者にとって快適なものである。

最快適な極限に来たとき、少し抵抗力を強めて、数秒間じっと力をたわめてやる。

そして、患者をして、瞬間的に一挙に急速脱力させる。

すると歪みが正位にスポッとはまる。うまくゆけば、これ一発でOKである」。(生体の歪みを正すP13)

このような整体で橋本敬三先生は万病の治療に対応されました。&br;

前後屈伸の操体法

つま先上げ操法です。

操者は患者の足の甲に軽く手を触れます。

患者に軽く踵を踏み込んでもらい、

そこからさらに、足の甲を反らしていってもらい、

その動きに対して「抵抗」をかけます。

「抵抗」をかけながら

体幹の屈曲・伸展の動きをつくっていきます。

左右屈伸の操体法

踵伸ばし操法です。

操者は患者の踵に手を触れ

患者に踵を伸ばしてもらい、

その動きに対して「抵抗」をかけます。

体幹の左右の側屈の動きにたいする「抵抗」です。

左右回旋の操体法

膝倒し操法です。

患者は仰向けになってもらい、

両膝を立て、左右に倒してもらいます。

倒しにくい方がわかったなら、

倒しやすい方に動いてもらい、

その動きにたいして「抵抗」をかけていきます。

骨盤のねじれ、

および体幹のねじれにたいする整体です。

ゆらし操体法

足の指ももみながら揺らしていきます。

足つぼ療法の「足心道」をベースとした整体・操法です。

足の指は東洋医学的にいうと、すべての経絡の

始めと終わりのポイントになっています。

ですから、その指一本、一本をもんでいくことで、

全身に「気」・エネルギーをめぐらせることができる、

といえるのかもしれません。

全身のリラクゼーション・全身調整の効果も期待できます。

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