狙ったのは、広背筋
ぎっくり腰については、これまでも、いくつものレポートを書いてきました。
ぎっくり腰の原因についての3部作です。
ぎっくり腰の原因(1)
ぎっくり腰の原因(2)
ぎっくり腰の原因(3)
今回、また、ちょっと、面白い整体ができたので、レポートしてみます。
こんなことをしてみました。
右の腰が痛いぎっくり腰でしたので、両膝を左に倒してもらいながら、右足の踵でベットを軽く踏み込んでもらいます。
ここまでは、ごく普通の操体法による整体です。
膝倒しとつま先上げの合わせ技です。
これまでは、これにプラスして骨盤矯正をあわせたり、殿筋の整体をあわせたりもしてきました。
それでも、まだ、ぎっくり腰のいたみが残り、靴下をはく動作をしてもらうと、体幹が反りかえってしまいます。
そこで、これは、下半身ばかりの問題ではないな、と推察して、背中を足してみました。
狙ったのは、広背筋です。
広背筋の整体を加えながら、膝倒し・つま先上げをやってもらいます。
腕も足してもらって、右うでは外にねじっていってもらいます。
この動作、この操体法に広背筋の整体を足してみたわけです。
上手くいきました。
靴下をはく動作で、体幹が反りかえってしまっていたのが、解消され、靴下をはく動作がスムーズにできるようになりました。
動きの操体法と筋肉・骨膜の「はがし」の合わせ技というのは、バリエーションが無数にできていきます。
また、これまで、この膝倒しとつま先上げの合わせ技は、お気に入りで良く使う整体だったのですが、
視点を骨盤までではなく、上半身にまで広げることが出来たのは、私にとって、大いなる収穫でした。
整体の視点をまたちょっと、ひろげることができました。