「腸腰筋」と「中殿筋」

盛岡で整体は、腰痛・肩こりで定評のある、盛岡せんぼくバランス治療院にご来院ください。

普通ですと、ひとつの筋肉が作用すると、その反対の作用をする筋肉は痛まないのが、通例なわけです。

「腸腰筋」と「中殿筋」の場合は、作用、働きは正反対というわけではありませんが、その関連痛が重なりあっていることで、その施術をむつかしくしているようです。

つまり、「こっちに動いても痛い」「あっちをむいても痛い」ということです。

「腸腰筋」のリリース

これまでの、「腸腰筋」の整体では、操体法の基本の操体法をつかうことしかできませんでした。

けれども、この基本の操体法だけで、ぎっくり腰を快方に向かわせたケースは多々あります。

この両方の筋肉、腸腰筋と中殿筋が痛みを発生させているケースでは、この基本の操体法が使えないんです。

「腸腰筋」のリリースをしますと、腰および骨盤が反るわけですが、すると、今度は「中殿筋」周辺の筋肉が動いてしまい、痛みを発症します。

痛みをともないますから、この操法は使えないわけです。

新たな「腸腰筋」のリリース方法

そのような動きを発生させずにリリースする施術を今回お勉強させていただきました。

ポイントは「そけい部」及び下腹部の腸腰筋のトリガーポイントと腸腰筋の停止部である小転子の距離をつめるということでした。

使いすぎて伸びきった腸腰筋を緩めてあげることです。

すると、確かに、腰椎と骨盤の接合部、その真ん中部分の痛みは減少しました。

ですから、この部分の痛みのメインは「腸腰筋」であり、「中殿筋」はサブ的な扱いかと思われます。

今回の患者さんの症例を参考にしながら、これからの「ぎっくり腰」の施術にあたりたいと思います。

ぎっくり腰の原因についての3部作です

ぎっくり腰の原因(1)
ぎっくり腰の原因(2)
ぎっくり腰の原因(3)