甘い物が好きな方は、筋肉が固く、コリやすい、とは、臨床家の間では、経験則として、知られていることです。

なんでかな~、と思っていたのですが、

患者さんとお話をしていて、「ああ、そういうことか」と理解できました。

しょせん私レベルの理解ですから、マクロ的、大雑把な理解ですが、そういうことなんだと、思います。

甘い物が好きだ、ということは、素直に「血糖値」が高めだ、といっていいでしょう。

水は、サラサラと流れます。

甘い水、ジュースなどは、ベトベト、ドロドロしています。

血液も同じようになるに違いありません。

血糖値の低い人の血液はサラサラ流れ、

血糖値の高い人の血液はドロドロとして、流れも良くありません。

早い話が、血糖値の高い人は、血流が悪いということです。

血流が悪くなると、代謝が悪くなります。

代謝が悪くなると、体内に疲労物質がたまっても、うまく、排出できなくなるにちがいありません。

その疲労物質がたまることで、体にコリができていくのでしょう。

そう、考えてみました。

患者さんに、「糖質制限」を指導すると、体調の回復が早いと言われています。

なんでこんなに、この方の体はコッているのだろう、と思えば、その方の体形は、比較的「肥満」型であることは、多いものです。

また、糖尿病の方の特徴的な症状として、「こむらがえり」がよくおきること、といいます。

この「こむらがえり」も、血液ドロドロから説明できそうな、気がします。

体のコリやすい方には、「糖質制限」の指導もしていきたいと、考えております。