首から上の症状はすべて「首」からです

目の奥の痛みを訴える、お客様も、頭痛などと同様に結構いらっしゃいます。

首から上の症状はすべて「首」から。

と橋本敬三先生は、その本の中で言及されております。

臨床をつづけてくると、本当にそのとおりだと、実感しております。

目の奥の痛みを訴える、Tさんです。

肩こりは楽になったのですが、最後に残ったのが目の奥の痛みと、外後頭隆起の下、頚椎二番の両側のコリです。

フト、思ったんです。

目の後ろ側って、丁度、頚椎二番なんじゃないのかな?って。

目の後ろに位置する筋肉を整体します

じゃあ、そこにくっついている筋肉というと、肩甲挙筋と頚板状筋そして僧帽筋。

そのリリース・整体でいけるにちがいない、という発想です。

さっそく、やってみます。

首を上に伸ばしたり、下に押し込んだりしてみますと、「下に押し込んだ方が気持ちがいい」ということだったんで、その言葉のとおり、軽く押し込む整体をやってみます。

これはきっと頚板状筋と僧帽筋を作動させることからくる「快」ですね。

さらに、肩甲挙筋もですから、肩も挙げる動作も加えます。

すると「ああ、気持ちいい~」とTさんの反応です。

おまけに、肩をあげると、首が「ズボッ」とはまる感覚が伝わってきます。

この整体、「いいな~」、「決まったな」という実感がありました。

あとは、ひたすら「気持ちよさ」を味わってもらいます。

いい感じです。

目の痛みも首のコリも楽になる

目の痛みも首のコリも楽になった、といってもらえます。

なるほどね~。

トリガーポイントの本には載ってませんけど、いや、ありましたね。

頚板状筋ならトリガーポイントの本でも指摘していますね。

でも、頚板状筋ばかりではなく、僧帽筋とやはり、肩甲挙筋もいっしょに加えた整体・動作のほうが、効果は高いのではないですかね~。

ですから、関連痛としては、頚板状筋でも、僧帽筋でも、肩甲挙筋でもありということになります。

筋肉が何層にも重なりあっているので、それぞれの筋肉に作用して、効いているはずです。

あと、やはり、僧帽筋の付着部は、眼の奥の痛みには欠かせない整体ポイントですね。