腰に関連する筋肉の連結

腰痛でご来院された場合でも、腰に手を触れることなく、腰の痛みが軽減することはよくあることです。

手、前腕からの整体で腰痛が良くなるケースは良く知られています。

その腰痛がなぜ、手、前腕からの整体で良くなるのかを、筋肉の連結をたどってみたいと思います。

鍵をにぎっているのは、「広背筋」です。

広背筋は腰から腕までを結びます。

広背筋は第7胸椎、肩甲骨の下角のラインから下の胸椎、腰椎、仙骨まで続き、腕をむすびます。

腕が上がらない場合も、この広背筋が原因の場合は良くあります。

この広背筋は大円筋と筋連結します。

大円筋は小円筋と。

小円筋は上腕三頭筋。

上腕三頭筋は、手の筋肉、特に、背面、伸筋群と連結していきます。

腕橈骨筋・長橈側手根伸筋と連結します。

そう、肘の周辺の前腕の筋肉群です。

ここの筋肉のコリがトリガーポインととなって、腰にまで悪さをしでかすわけです。

腰は体の中心です。

上肢・手からも、

下肢・足からも

その影響を受けるということです。

腰が痛い場合、まず、手と足から整体していくというのは、

これは、もう整体の鉄則です。