高校の野球部でピッチャーを努めるT君が、お父さんにつきそわれてやってきました。

二ヶ月前から、左の膝が痛くて、クラブ活動も見学するだけで休んでいるとのこと。

歩くだけならまだなんとかなるが、走るとその振動で激痛がはしって、走ることができない。

ましてや、ピッチングなんてできない、といいます。

病院の検査では「骨には異常なし」とのこと。

痛い部位に筋肉注射を打たれ、痛い思いはするけれども、膝の痛みは消えないとうったえます。

痛い部位は左の膝のお皿の部分の内側の一点だけが痛むといいます。

どうやら、大腿四頭筋の内側広筋がひっぱられての痛みのようです。

やはり、ここは「皮膚の操体」の出番です。

大腿部に手をかけ、ゆっくり皮膚の操体を施しました。

これだけで、しゃがむこともできなかった膝がもう八割方はできるようになりました。

あとは、大腿四頭筋をリリースする整体を追加し、ほぼ、回復。

二ヶ月ぶりに自由になった、足に、T君は大喜び。

「なんか、ハイテンションになってきた」。

うまくいって、こっちも、とっても嬉しい施術となりました。

無理するなよ~!

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