変形性膝関節症と膝関節の整体の続きです。
さて、いよいよ、整体していきます。
これまでの、経過は
変形性膝関節症と膝関節の整体変形性膝関節症と膝関節の整体
変形性膝関節症と膝関節の整体(2)変形性膝関節症と膝関節の整体(2)をお読みください。
明らかになってきたのは、膝関節の歪んでいる形態です。
まず、股関節が外転・外旋しています。
膝関節は内転・内旋しています。
この膝関節の内転・内旋がポイントです。
その鑑別は、変形性膝関節症と膝関節の整体(2)で記したように、
動診で鑑別、探り当てていきました。
それと、もうひとつの歪みの方向は、
膝関節・下肢が前方に変位しているということです。
大腿四頭筋・腸脛靭帯ともに、下肢・脛骨の前面に付着します。
すると、大腿四頭筋・腸脛靭帯に筋・緊張、拘縮があると、縮み・短くなります。
さらに、すると、下肢・脛骨は前方に変位すると考えられます。
実際、下肢・脛骨を後方に矯正して、動診しますと、その可動域は良くなることがわかりました。
すると、これで、膝関節の三方向の歪みがわかりました。
膝関節が前方ー内転ー内旋に変位・歪んでいるということです。
骨の接続を直接整体します。
矯正方向は、後方ー外転ー外旋となります。
この方向を保ちながら、動診しますと、やはり、可動域はよくなります。
あとは、このポジションを持続できるようにクセをつける整体をします。
これまでレポートしてきたように、膝関節を歪める原因の一番は、筋肉のコリ・拘縮から始まります。
そして、コリ・拘縮が長期間つづきますと、関節が歪み、可塑性、元に戻ることができなくなります。
こうなったら、関節の歪みを直接矯正していきます。
歪んでいる方向を触診と動診で探りながら。