「左の尻ぺたのあたりが痛くなるんです」
「左の尻ぺたのあたりが痛くなるんです」と老人ホームで働いている女性です。
「夜寝ていると尻ぺたが痛くなってきます」ともいいます。
お仕事が老人ホームでの介護ですから、立ち仕事もあるでしょうし、座ってのデスクワークももちろんあります。
それと、施設の床はコンクリートですから、どうしても足、下肢への負担は重くなります。
動いてもらいます。
仰向けで両膝を左右に倒してもらいます。
どちらに倒しても左の尻ぺたに痛みがでます。
左右どちらに倒しても尻ぺたに痛みがでるのですから、
「くるぶしの法則」に従い、
尻ぺたの痛みが消えるように、
内くるぶしも外くるぶしも両方にアプローチします。
これが外くるぶしです。
すると、やはり「くるぶしの法則」のとおり、
左右に膝を倒しても、尻ぺたに痛みはでなくなります。
あとは、内くるぶしからふくらはぎを通り尻ぺたに通じるライン、
また、外くるぶしからふくらはぎを通り尻ぺたに通じるラインを説明し、
日々のメンテナンスを指導します。
どうしても介護関係の仕事にかかわらず、立ち仕事ですと、下肢の疲労が原因となって、
尻ぺたに痛みを引き起こす例は多いようです。
ですから、日々の自分でできるケアをしっかり行うことが大切になってきます。