一週間に一回、鍼治療を行っているクライアントさんがいます。
使う技は「陰陽太極鍼」という、皮膚の感覚、違和感を指針として、その違和感を整えていく鍼治療です。
皮膚表面の歪みを整えるともいえますし、
皮膚および人の体をつつみこんでいる電磁波の調整ともいえます。
このへんは、わたくしレベルでは検証しようがありません。
この「陰陽太極鍼」は、クライアントの皮膚を擦過(さっか)、軽くなでさすって、皮膚感覚の違和感を感じてもらいます。
違和感を感じる方向に鍼を置いていきます。
わたしは、刺しても同じ効果が出せることがわかったので、鍼を刺していきます。
それも、斜刺どころか、ほとんど水平に「横刺(おうし)」です。
鍼を刺した瞬間に、もう、変化がでて、皮膚の違和感がなくなります。
こうなれば成功です。
けれども、今回、この違和感がなかなか消えてくれません。
そこで、一計を案じてみました。
皮膚をズラしてみました。
皮膚の操体です。
違和感を感じる方向の逆にズラすと、皮膚の違和感がなくなることがわかりました。
皮膚をズラしながら、皮膚を擦過してみても、違和感は生じません。
と、いうことは、この「陰陽太極鍼」は皮膚の操体でも十分対応できるということです。
皮膚を擦過することで違和感を感じてもらい、それを皮膚をズラすことで解消していきます。
「陰陽太極鍼」の検査、擦過と施術、皮膚の操体との融合です。
なんか、「新しい」ことができたような気がしてきました。
整体についてまとめた以下のページも参考にして下さい
操体法についての総合サイトです
整体についての覚書をまとめてみました
整体について
整体の基本的な考え方
整体の運動分析
整体・操体法の参考文献
整体に鍼灸の理論をとりいれる