必要に応じて骨盤矯正を行います
腰痛を訴えるクライアントさんがご来院いただいた際、
ぎっくり腰であれ、慢性腰痛、坐骨神経痛、であれ、必要に応じて、骨盤矯正を行います。
当院の骨盤矯正は完全「無痛」の骨盤矯正です。
この骨盤矯正で、坐骨神経痛の痛みが劇的に消えるケースにはたびたび遭遇してきました。
そのたびに、「骨盤のズレが原因だったのか!」と痛感するものです。
骨盤の動きについて
骨盤および仙骨と腸骨を結ぶ関節である「仙腸関節」は解剖学的には動かないことになっていますが、
臨床に立ち会っている人たちの間では、「動く」とされています。
私も「動く」立場です。
その動きについて、藤本靖先生の講習会に出席して、確認できましたので、おさらいしてみます。
①仙腸関節が前後に動く動きです。
矢印のように、腸骨が前後に動きます。
股関節の屈曲・伸展と対応すると考えます。
②仙腸関節が内に閉じたり、外に開いたりする動きです。
矢印のように、腸骨が内と外に動きます。
股関節の内旋・外旋と対応すると考えます。
そして、この骨盤矯正は、がに股が原因の坐骨神経痛に、劇的な変化をみせる骨盤矯正の方向です。
③仙腸関節が左右に横に動く動きです。
矢印のように、腸骨が内と外に動きます。
股関節の外転・内転、体幹の側屈に対応すると考えます。
このうごきが、少々わかりずらいのですが、腸骨稜の動きでみていけば理解ができます。
この三つの動きが、股関節の動きと連動しながら、骨盤を動かします。
その動作のクセで骨盤・仙腸関節が歪んでいきます。
腰痛と骨盤矯正
腰痛や坐骨神経痛の場合、まず一番に考えなくてはいけないのは、
筋肉のコリ、トリガーポイントを見つけることだと、考えています。
けれども、コリをみつけて、解消することはできても、関節のズレがクセがついていて、
元に、正しいポジションに戻れないケースが、もちろんあります。
そのような場合には、仙腸関節・骨盤のズレを調整することになります。
筋肉のコリと仙腸関節のズレ。
いずれも、腰痛を解消するためには、欠かせないアプローチといえます。