頭に熱感のあるタイプの頭痛です
頭痛にもいろいろなタイプの頭痛があります。
また、その原因となるトリガーポイントも人それぞれ異なります。
頭痛を私はこう考えております。
頭痛というのは、これは頭皮の問題であろうと。
頭皮になんらかのテンションがかかることで、その頭皮の痛みを感じるセンサーが作動して、頭痛、痛みを知らせているのだ、と。
これとは、別に、頭の奥の方、脳の奥からの痛みの場合は、これは、もう、脳神経外科にお任せするしかありません。
頭皮にかかるテンションは体のあちこち、それこそ全身の影響をうけます。
そのコリをみつけてあげると、頭痛は収まっていきます。
また、別なケースでは、頭に熱感、ほてっても頭痛を発症すると考えています。
頭が熱感をもつとどうなるのか?
今回ご来院いただいた方も、頭に熱感、ほてりのあるタイプの方でした。
頭の右半分に頭痛感があるということです。
頭に触れてみると、もう、後頭部も側頭部もほてっています。
こんな説明をします。
頭は4つの骨が合わさって構成されています。
それぞれの骨は組み合わさってしっかりとジョイントしています。
この頭がほてって熱感をもつとどうなるでしょうか?
そう、なんでも、温めると、やわらかくなります。
骨と骨も温めると、骨はやわらかくならなくても、そのジョイント部分、関節部分はやわらかくなります。
つまり、ゆるむ、ということです。
関節がゆるんでしまうと、それを保護するために、筋肉が頑張って支えようとします。
このことを筋性防御といいます。
この筋性防御がおきると、皮膚・頭皮にテンションがかかると考えられます。
ですから、頭に熱感、ほてりがあると、頭の骨のジョイントがゆるみ、それを保護するために頭皮にテンションがかかり、さらに、頭皮の痛みを感じるセンサー・受容器が作動してしまうことで、痛みがでる、頭痛を発症するというメカニズムです。
頭を冷やします
頭に熱感、ほてりを感じた場合には、これはもう、頭を氷で冷やします。
いわゆる「氷操法」、「アイシング操法」と名付けています。
もう、寒くなってきた10月だというのに、氷で頭を冷やしても、「冷たい」とは言わず「気持ちいい~」といってもらえます。
あとは、頭が芯まで冷えるまで、氷で冷やし続けます。
すると、どうでしょう。
頭はスッキリして、頭痛感も解消してしまいます。
頭がほてっている時は、まず頭を氷で冷やすことです。