首を右にねじっても、左にねじっても、右の首の付け根に痛みがでます

首の付け根に痛みがでます。

今回で5回目の来院ですが、

首の可動域はずいぶん改善されてきています。

今回2週間ほど、来院の間隔があきました。

首を右に倒しても、左に倒しても、右の首の付け根に痛みがでます。
首の付け根の痛み(1)
また、首を右にねじっても、左にねじっても、右の首の付け根に痛みがでます。

これまで通りの整体ですと

これまで通りの整体を組み立てていきます。

例えば、

右の前腕の皮膚からのバランス操体法です。

同じく、右の腕を横に開いたポジションからのバランス操体法です。

さらには、右手を観音開きにしたポジションからのバランス操体法です。

全身の動きをつかって、つま先上げから、肋骨を頭方向にズリあげる、動きと骨と皮膚にはたらきかけるバランス操体法。

こんな整体をつぎからつぎから繰り出していきます。

けれどもまだ、首を動かしてもらいますと、首の付け根に痛みがでます。

筋膜にアプローチします

動きのバランス操体法をこれだけ繰り出しても、まだ首の付け根に痛みが出るということですから、

仕方がありません。

直接、その部分にアプローチしていきます。

僧帽筋からもっと深く、肩甲挙筋に触れていきます。

さらに、肩甲挙筋と肋骨とのスペースを狙っていきます。
首の付け根の痛み(2)
これは、肩甲骨の上辺へのアプローチです。

さらに、肩甲骨の外側縁にも触れていきます。
首の付け根の痛み(3)
肩甲下筋を狙います。

この二点を別々にバランス操体法するのではなく、

この二点を同時に整体します。

かなりの力技です。

可動域が劇的に変化しました

それでは、動診です。

首をねじってもらいます。

首の付け根に痛みはでません。

首を左右に倒してもらいます。

可動域がこれは、もう劇的に変化しました。

もちろん、首の付け根の痛みもありません。

痛い部分から遠くはなれたところからアプローチしても、まだ、何かが残る場合はしかたがありません。

この症例のように、その痛みの出る部分に直接アプローチすることもありますね。

けれども、この、肩甲挙筋と肩甲下筋の合わせ技はかなり強烈な威力を発揮できると思われます。

強烈な「ひっぺがし技」です。