首筋がこった感じがあって頭痛もひどいんです
「首筋がこった感じがあって、いま、頭痛もひどいんです」とお馴染みのYさん。
「それじゃ、頭痛がひどいようですから、頭痛からいきましょう」と私。
右の後頭部に頭痛感があるということです。
Yさんは、疲れてくると、全身あちこちの関節が歪んで、あちこちに痛みを発生させます。
きょうは、頭痛が特にひどいようです。
けれども、まずは、肩関節の調整からです。
頭痛とはいっても、これまでの臨床から、肩関節の亜脱臼、ズレから頭痛を発症させる例は、なんどもお目にかかっています。
Yさん。
肩の動きも、不具合があります。
ですから、まず、肩関節の調整からです。
頭痛の解消を狙って肩関節を調整する
オリジナルの肩関節の調整をしますと、あ~ら、予想通り、
「頭痛感がずいぶん減りました」と驚いてもらえます。
あとは、頭蓋骨の調整をしますと、頭痛はほとんどなくなりました。
すると、今度は、「首筋のこり感がでてきました」といいます。
それでは、首筋のこり感の解消に行きます。
首筋を触れてみます。
けれども、この首筋にはこり感は触れません。
首筋に首こり感を訴えますが、首筋がこっているわけではない、と判断します。
この首筋を引っ張っている、トリガーポイントを探していきます。
体の、後ろにコリがないのなら、それでは、体の前面にちがいありません。
鎖骨下の、大胸筋を触れていきます。
鎖骨下が凝っています
もうゴリゴリです。
鎖骨下の大胸筋を整体していきます。
すると、ただ、もう、これだけで、首筋のこり感は「楽になつた」といってもらえます。
仕事、お正月で、家事をするだけで、上半身はまるくなって作業を続けます。
すると、おのずから、大胸筋は縮こまったままになりお、凝り固まっていきます。
そんなコリがわるさをして、首筋のこり感を誘発していたにちがいありません。
この鎖骨下。
首筋のこりばかりか、腰、股関節にまで影響をおよぼす、油断のならないポジションです。