「息」・「食」・「動」・「想」と整体

私が学び続けている「操体法」では、

その創案者・橋本敬三先生は、人間が自分で律することができることとして四つのことをあげています。

「息(いき)」・「食(しょく)」・「動(どう)」・「想(そう)」

このことからも、「食(しょく)」、食べることを重要視していることがわかります。

食べるという整体

食べることも、日々の整体の大切な営みといえます。

私は、非常にシンプルな食事、ほとんど毎日、かわりばえのしない食事をしているために、

いつもと、ちがう「食材」を食べると、その食材による体の変化を感じ取ることができるようになりました。

最近実感している、体に変化を与える食材をいくつか紹介したいと思います。

納豆は肌を変える

まずは納豆です。

私は、以前、乾燥肌に悩まされておりました。

季節を問わず、一年中、額、髪の生え際周辺の肌が乾燥して荒れていたわけです。

さらに、左の足、ふくらはぎにかなり大きな湿疹ができていて、その痒さにも悩まされておりました。

乾燥肌ですから、その対策として肌の保湿、油分を補ってあげることを続けておりました。

ワセリンを使ってみたり、それでも効果がないため、油をかえて、

オリーブオイルやえごま油を塗ったり、いろいろ試してみました。

けれども、あまりどれも効果がありませんでした。

まあ、仕方がない、そんなもんか、と思っておりました。

そのころは、まだ納豆を食べるといっても、たまに食べるくらいで、意識して食べることはありませんでした。

ところが、ある時、納豆を食べると、なんとなく、肌の乾燥が収まるように感じたわけです。

ほんとに、なんとなくです。

でも、これは面白いな、ということで、人体実験で毎日、意識的に食べ始めたわけです。

毎日2パックの納豆で乾燥肌と湿疹が治る

肌の変化は、毎日のひげそり後の肌触り、頬を触れた手触りが一番わかりやすいです。

その手触りが明らかに、変化していることが、その手触りでわかったわけです。

指先の感触も変わってきました。

これは続けるしかありません。

するとどうでしょう。

乾燥肌が治ったばかりではありません、

ふくらはぎの湿疹までも治っていくではありませんか。

これには、驚きです。

肝機能も良好です

さらに驚いたのは肝機能です。

私は毎日欠かさず「お酒」を飲みます。

アルコールに弱いため、すぐに酔ってしまうわけですが、それでも毎日お酒を飲みます。

お酒を飲んで酩酊して寝るというのがいつものパターンです。

これだけお酒を飲んでいるわけですから、肝臓にも毎日それなりの負担がかかっているはずです。

昨秋、健康診断を7年ぶりに受けました。

肝機能の指導を受けるのだろうな、と思いきや、

アルコール摂取のひとつの目安であるガンマー・GTがなんと、50が目安の数値がたった「25」だったわけです。

まったく正常です。

納豆は肝臓に効く!

この検査結果をみて、なるほど、と思ったわけです。

これだけ肝機能の数値が正常だったということは、

これは、納豆のおかげだろう、ということ。

また、肌荒れ、乾燥肌、また、湿疹というのは、肝機能に障害があることの証にちがいない、ということです。

肌荒れ・湿疹に悩まされていたころの、肝機能の数値がないため、比較のしようがないわけですが、

きっと、そうにちがいない、と推測しております。

逆をいえば、肌の障害というのは、肝臓だけではなく、内臓機能の異常の現れにちがいないと思うようになりました。

内臓機能の異常は肌にでる。

また、その肌の異常のでる場所と、内臓の異常とは関係はあるに違いない、と思います。

そんなことを考えながら、毎日の肌の変化を観察しております。