盛岡市で整体は、腰痛・肩こりで定評のある、盛岡せんぼくバランス治療院にご来院ください。
「肩を脱臼してしまったら、治してもらったのですが、肩が痛くて」とご来院です。
話の流れは、こうです。
ゴルフにいって、思わぬアクシデントでゴルフのカートに引きずられてしまい、肩から転んでしまった。
その場で、もう肩が痛くて、動かすこともできなかったので、救急車を呼んでもらい、総合病院へ搬送。
総合病院の整形外科の先生、さすがに、たいしたもので、レントゲン室で、検査の前に、肩関節の脱臼をはめてくれたのだそうです。
あとは、3週間、安静にして様子をみて、その後のレントゲン検査で骨には異常がないということで、
「もう、うちにはこなくていいから」ということで、肩が元の通りには動かないにもかかわらず、治療の終了を宣言されたそうです。
それで、やむなく町の整形外科を総合病院で紹介してもらい、通っていたが、電気をかけるだけで、なかなか改善しないということで、当院にご来院です。
総合病院の先生の見解では、肩関節の脱臼は治っているので、あとは、自分で肩を動かしていけば治る、ということのようです。
けれども、一介の整体屋にいわせてもらえば、この動かない肩はいまだに治ってはいない。
元通りの動きをとりもどすことの方がはるかに「難儀」なことです。
肩関節の脱臼から亜脱臼へ
肩関節の脱臼そのものは、確かに整復されました。
けれども、その「亜」脱臼、ちょっとした、ズレ、歪みはレントゲンの検査では、判断のしようがありません。
脱臼はなおったが、亜脱臼のままだと考えることができます。
また、転んだ瞬間に、肩回りの筋肉が拘縮、縮こまってしまったのかもしれません。
いずれにしろ、肩が十分には動かないわけです。
動かせば、痛みが走ります。
前から上げていくと(屈曲)100度まで。
横から上げていくと(外転)70度まで。
肩甲骨の動きもぎこちなく、これはもう、いわゆる「四十肩・五十肩」の症状です。
肩関節が亜脱臼して、そのまま、筋肉が拘縮した、もっとも、手こずる「四十肩・五十肩」です。
逆に、亜脱臼すると、「こうなるのだ」ということが確認できました。
肩関節の亜脱臼の問題点
肩関節が亜脱臼した、四十肩・五十肩の整体が、なぜ困難を強いられるのかというと、
亜脱臼した肩関節を、正しいポジションに戻してあげれば、肩関節は正常に動くはずです。
ところが、筋肉が拘縮しているため、肩関節の正しいポジションにまで、戻してあげることが、困難なためだ、
肩関節が動いてくれないためだ、と、わたしは考えております。
正しいポジションに動けるようになるまで、肩関節周囲の筋肉を整体していくほかないからです。
肩関節の亜脱臼の整体
この方には、オリジナルの肩関節の亜脱臼の整体。
屈曲ー伸展。
内転ー外転。
この動きに内旋ー外旋をミックスした整体と、
肩関節周囲のコリを整体していきました。
もちろん、一度の整体で完治するはずがありません。
けれども、前上げ(屈曲)150度。
横上げ(外転)120度ほどまでは改善させることができました。
クライアントさんには、「三か月~半年」は要すると思いますと伝えました。
真正の肩関節の亜脱臼に取り組んでいきます。