坐骨神経痛と上肢との関連
坐骨神経痛と肩こり・上肢との関連についてレポートしてきました。
坐骨神経痛と肩こり(2)では、「坐骨神経痛と肩こり(2)」
三角筋と大胸筋の影響について考察しました。
さらに、もう一点あります。
そう、お腹の筋肉群です。
外腹斜筋・内腹斜筋・腹直筋を整体しますと、
体幹を後ろに反らす動作の可動域が改善され、さらに、お尻から足にかけての痛みの出現が緩和されることがわかりました。
当たり前と言えば、当たり前です。
事務職で、パソコン業務、前かがみの姿勢が続く、ということになれば、
常に、これらお腹の筋肉群が作動し続けることになります。
そのまま拘縮してしまうと、骨盤は後傾し、猫背が形成されてしまいます。
ですから、体幹が丸くなって、猫背になった姿勢を矯正するには、お腹の整体は有効だということです。
特に、効果的だったのが、外腹斜筋の起始部である、肋骨の整体です。
このように、坐骨神経痛の症状を現していても、必ずしもその原因は下肢にあるわけではなく、
また、骨盤を歪める原因も、下肢ばかりではなく、お腹の筋肉群の拘縮によっても、骨盤は歪むということです。
そんなさまざまな要因を念頭に置きながら、坐骨神経痛の整体にあたってまいります。