「坐骨神経痛だと思うんだ」
「坐骨神経痛だと思うんだ」といってご来院です。
「病院は嫌いだから行ってないんだけど、いろいろ調べてみたら、坐骨神経痛だと思うんだ」といいます。
左の太ももの後ろとふくらはぎに痛みがあって、つるような感じがあるのだそうです。
「いろいろ原因はあるのでしょうが、
整形外科に行くと、背骨が狭くなって神経を圧迫しているせいだとか、
いわれるようですけど、
うちでは、素直に筋肉のコリのせいではなかろうか、と考えて整体していきます」と説明します。
立ったままで、前かがみ、後ろ反らしをやってもらいます。
まずまずです。前かがみで、少々、ふくらはぎと太ももが突っ張る感じがでます。
それほど重症ではありません。
なによりです。
仰向けになってもらい、足上げテスト・ラセーグ徴候を検査します。
60度ほどで、太ももの後ろに突っ張り感がでます。
この足を上げての突っ張り感を解消できるかどうかを目標にします。
ふくらはぎを触れていきます。
素直に、ふくらはぎの外側の筋肉が固くなっています。
表面的には、外側の腓腹筋でしょうが、きっと、もっと深い長母指屈筋のコリだと思われます。
腓骨の後面のコリですから。
この長母指屈筋を整体しますと、ただ、それだけで、ラセーグ徴候は改善されていきます。
90度までとはいきませんが、80度くらいまでは改善されます。
さらに、立っている姿勢が。いわゆる「へっぴり腰」になっていますので、骨盤矯正を行います。
骨盤を前後、左右、内外に矯正します。
これで、ほぼ、ラセーグ徴候は90どまで改善されました。
やはり、いわゆる坐骨神経痛といわれる症状でも、
まずは、筋肉から整体していくことで、それなりの成果はだせるものです。