頭痛・片頭痛の新しい治療法が新聞で紹介されました。
(2015年6月10日付けの日本経済新聞です)

岡山大学病院で、心臓の小さな穴をカテーテルでふさぐことで、頭痛・片頭痛の症状を改善する治療を始めたという記事です。

従来の薬物治療で効果がなかった患者が対象ということです。

これは、すごいことだな~と思ったんです。

頭痛・片頭痛の原因が心臓の小さな穴だったという発見ですから。

こんな因果関係に気づいたというのは医者冥利に尽きるだろうな、と思います。

頭痛・片頭痛は得意な分野です

盛岡せんぼくバランス治療には、頭痛・片頭痛でお悩みの方が多くご来院いただいております。

そのほとんどの方がその場で頭痛・片頭痛が収まりますので、素直に喜んでもらえます。

患者さんへの説明では、

「首こり、肩こり、背中のコリが多いのですが、

そういった筋肉のコリが頭皮、頭の皮膚をひっぱり、痛みをひきおこしますよ」

「ですから、首こり、肩こり、背中のコリをほぐしてあげますと、頭痛・片頭痛が収まるケースが多いですよ」

「ただ、これまでのケースから、首こり、肩こりだけでなく、腕や手のコリ、お腹のコリが原因だったりするので、原因は一か所ではなく、人それぞれでちがいます。その原因をみつけれるかどうかが腕のみせどころですよ」

こんな説明をしてきました。

それで成果を出してきていますので、筋肉のコリを原因とする、このような考え方・アプローチもやはり、「あり」だと思います。

上手くいかない頭痛・片頭痛ももちろんありました

けれども確かに、上手くいかない、その場で頭痛・片頭痛が消えないケースもありました。

例えば、「もう20年も頭痛・片頭痛が消えなくて、、、」という方です。

頭痛・片頭痛ならお任せ下さいとばかりに、いつものようなアプローチをするのですが、効果がだせず、

頭痛・片頭痛が消えるポジションがないか、全身くまなく、私の能力の限りで探したのですが、効果がだせませんでした。

こういった方は、心臓に小さな穴があったのかもしれません。

けれども、私の能力を超えています。

そういった方には、今回の学説は朗報にちがいありません。

こんな例もありました

頭痛・片頭痛の方で、当院の整体をうけますと、その場で頭痛・片頭痛が消えます。

それでも、時々頭痛・片頭痛がぶりかえしていたのだそうです。

なんだか、歯、奥歯のあたりも調子が悪いので、歯医者さんで検査してもらったところ、

その歯医者さんは360度の角度から写せるレントゲンをもっている優れものの歯医者さんだったそうですが、

なんと、「親しらず」の奥に金属の破片が見つかり、歯茎から、目の方まで刺さっているのを見つけてくださったのだそうです。

その金属の破片が悪さをして、頭痛・片頭痛を出していたのだそうです。

その前に通っていた歯医者さんで親しらずを抜いてもらい、その際に金属の破片が刺さって残る事故がおきてしまったようです。

大きい病院でその破片、なんと、それは、金属のドリルだったそうですが、それを取り除く手術をしたところ、悩まされていた頭痛・片頭痛は消えたということです。

頭痛が異物のあることをしらせてくれていたにちがいありません。

この方の症例も私の能力を超えています。

こんなことからも頭痛・片頭痛はおこるようです。

患者の半数で心臓に穴

新聞の記事にもどりましょう。

この新聞記事は正直にこう書いています。

頭痛・片頭痛の「発症の詳しいメカニズムは分かっていないが」と断り書きした上で、こう続けます。

「患者のほぼ半数で心臓に「卵円孔」と呼ぶ2~3ミリの穴が見つかっている」。

そして、頭痛・片頭痛の原因を「肝臓でできたセロトニンという物質が穴を通って脳の動脈に入ることが頭痛の原因とみられている」としています。

頭痛・片頭痛の患者さんのほぼ半数で心臓に穴がみつかっているとは、驚きです。

ものすごくその確率が高いことになります。

脳梗塞患者に実施

岡山大病院では、

2013年から14年にかけて、

脳梗塞患者19人にこの新治療を実施したところ、

18人は頭痛が消えたり、症状が改善したりした。

このため、卵円孔がみつかった片頭痛患者に実施することにした。

ということです。

すごいことです。

頭痛・片頭痛と心臓の穴との因果関係をみつけだしたのですから。

私にできること

このような記事を読みますと、

私にできることは何だろう?と思ってしまいます。

けれども、この治療法は「従来の薬物治療で効果がなかった患者さん」が対象です。

全身の筋肉のコリ・ハリが原因の頭痛・片頭痛ももちろんあるはずです。

筋緊張性頭痛という名称があるように。

私のできる範囲内で全力を尽くすということです。

ただそれだけです。

手に負へない患者に遭遇したならば、

このような学説もありますので、検査をしてみてください、

という紹介の幅がひろがったということです。

私にできることを、日々しっかりこなしていこうと改めて思う次第です。

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