座っている時間が長と発症します
「座り病」と私が勝手に名付けた病名があります。
これが、また多いんです。
座っている時間が長いことから発症してしまいます。
早い話が、座っている時間が長すぎて、腰が曲がり痛くなる病気です。
こんなふうに、考えています。
座っている時間が長いために、骨盤が後傾してしまい、そのまま、骨盤が固定してしまいます。
骨盤が後傾してしまう
すると、立ち上がったり、歩いたりすると、骨盤が前傾してしまいますので、そのギャップで腰に痛みが出る、と考えています。
この座り病には、なんといっても、オリジナルの骨盤矯正が劇的な効果を見せてくれます。
この春から、専門学校への進学が決まった女の子です。
寝ていたら、腰のあたりが「つる」ようになってしまい、それから、腰が痛いと言います。
仰向けになってもらうと、それだけで、腰が痛いと言います。
また、両膝を右に倒すと、腰に痛みが出ます。
この、仰向けになると腰が痛い、というのは、座り病の典型的な症状です。
なぜなら、座り病の方は、骨盤が座った状態に適応してしまっているので、骨盤が後傾してしまいます。
骨盤が下がってしまっている、といってもいいでしょう。
この骨盤状態で仰向けになると、仰向けになるということは、骨盤が前傾、反るわけですから、骨盤および腰に負荷がかかってしまい、痛みが出ると考えます。
骨盤矯正の整体はいくつものパターンがあるわけですが、この方には、膝倒しの状態のままからの骨盤矯正で整体します。
どのような方向からの骨盤矯正だと、腰に痛みが出ないかを確認しながら、整体します。
すると、骨盤を上に押し上げると、痛みが出ないことがわかりました。
ですから、そのとおり、骨盤矯正、整体します。
もうひとつ、この「座り病」の特徴は、お尻の筋肉がカチカチに固くなっているということです。
ですから、骨盤矯正のあと、お尻の筋肉を整体していきます。
お尻の筋肉を軽く整体するだけで、「痛い、痛い」を声を出すほどに、お尻の筋肉がカチカチです。
けれども、お尻の筋肉の整体を終えますと、
膝を右に倒しても、腰に痛みはでなくなりましたし、仰向けになっても、大丈夫です。
聞けば、現在、自動車学校にも通っている、ということで、待ち時間、座学、車に乗っている時間と、座っている時間がかなり長いことがわかりました。
座っている時間が長いことから、骨盤、仙腸関節、腰仙関節に可塑性(かそせい)、固定化がおきてしまったということです。