首を横に動かすと、ズキンと痛みが走る

首を横に動かすと、ズキン!と痛みが走り、首を横に倒すことができません。

いわゆる寝違え・寝違いといえそうです。

首の側屈の可動域制限です。

お話を聞きますと、

猫背を矯正する、ベルトをここ一週間ほど装着し続けたのだそうです。

「そのせいかと思います」といいます。

首を右に倒すと、右の首筋に痛みが出る症状です。

なかなか上手くいきません。

右の首に痛みを出している、トリガーポイントをなかなか見つけることができません。

とうとう、可動域制限が解除されるポジションを見つけることができました。

可動域制限が解除されるポジション

右腕を外転・横あげしながら、上腕・腕全体を外旋・外ねじりします。

すると、首は痛みを生じることなく、右に倒すことができるようになります。

可動域制限を解消するポジションを見つけることはできました。

このポジションをどのようにして維持するかということです。

右腕を外転・横あげしながら、上腕・腕全体を外旋・外ねじりすることで、首の痛みが解消されたということは、

この逆の方向に肩関節および上腕が歪んでしまった、と考えることができます。

また、そのように歪ませている筋肉の拘縮がどこかに隠されている、ということです。

その拘縮し、悪さをしている筋肉、トリガーポイントを探していきます。

見つかりました。

首が痛いトリガーポイントは大円筋です

「大円筋」です。

大円筋を整体しますと、首は痛みを出すことなく、右に倒すことができるようになりました。

大円筋の作用は、内旋ばかりかと、思いきや、

①肩関節の伸展(後ろに伸ばす動作)
②肩関節の内旋
③肩関節の内転(上腕骨・腕を背中の方へ引き寄せる動き)

この三つがあります。

ここからは、私の推測ですが、

きっと、大円筋が拘縮し、肩関節が内旋、それにともない、肩甲骨が外転したのではなかろうかと思います。

③の内転とは逆になるのですが、、、。

大円筋がこうしゅくすることにより、なぜ、同側の首筋にいたみが生じたのかは、そのメカニズムはまだ良く、正直なところ理解できていません。

けれども、確かに、この大円筋を整体することで、

同側の首の痛み、同側の首の側屈の可動域制限は解消されました。

このメカニズムをまだまだ、考察していきたいと思います。