大殿筋のリリース

仙台操体法の講習会の思い出です。

患者さん役は、スリムで美しいK嬢です。

K嬢が申しますには、だれもがあこがれるスリムな「お尻」ではなく、
プリンとした「お尻」になりたいのだそうな、、、。

K嬢はもちろん、だれもがあこがれるスリムな「お尻」の持ち主です。

師匠のひとりSONICさんの指導をうけます。

前置きの段階でトリガーポイントについて口走っておりましたので、
SONICさん、「トリガーでいってみるか」ということになりました。

触診してみますと、明らかに、仙骨の2番目あたりが、とんがったようにでっぱっています。

骨の変性といえばそうでしょうが、トリガーで説明するなら、トリガーポイント、大殿筋でしょうか?にひっぱられて、骨がでっぱってしまった、という説明もできると思われます。

左の大転子の上の周辺にかなりガンコなコリがあります。

K嬢もそのコリの自覚していたようです。

そのコリの指摘に納得しておりました。

このコリをほぐすことで、仙骨のでっぱりがへこんで良い方に向かえばメデタシとなるわけです。

SONICさんが左足を動かしながら、コリがリリースされるポジションをききわけていきます。

そこで、コ~ン先生も、おもしろそうだな~とばかりに、参戦です。

左足ばかりか、右足も、どちらも、完全に屈曲、お尻につく格好になり、さらに、右足と左足がクロスするようになり、「こんなの、アリ~」と観察しておりますと、このポーズが「快」ということで、味わってもらいます。

ともかく、「快」の方向をさぐって、「こんなの、アリ~」の連続です。

どんな動きであったか、本日はもう、忘れております。

けれども、ひたすら、「快」の方向をさぐっていきました。

一息いれながら、コ~ン先生「しりもちとかついたこと、あるの?」と、問いかけます。

K嬢、すかさず、2度ほど、転んで、強く坐骨を打ったことを、伝えました。

原因はそれのようです。

強く打ちすぎて、坐骨ともうしますか、骨盤ともうしますか、そこが、ツマッてしまったにちがいありません。

そんなことまで、お見通しになるとは、なんとも千里眼です。

「骨の操体だな」とコ~ン先生。

もう、な~んでもありです。

コ~ン先生はやはり、スゴイな~!