お腹を整体します
首も回らない、肩も上がらない四十肩・五十肩の方ですが、
どうやら、お腹を整体することで、改善するらしいことがわかりました。
「首も回らない、肩も上がらない四十肩・五十肩を整体する」でレポートしたように、
お腹に触れていくと、肩が動き始めました。
仰向けになってもらい、もっと、丁寧にお腹を触れていきます。
鳩尾(みぞおち)がカチカチです
お腹全体を「按腹(あんぷく)」していきます。
すると、みぞおちがカチカチに固くなっていることがわかりました。
「何か体を冷やしませんでしたか?」と聞いてみます。
「とくに、、、、」と心当たりはないようです。
お仕事を退職してからは、家庭菜園を楽しんでいるそうです。
そう、今年の盛岡の10月は、もう寒いですから、その際、体を冷やさなかったか聞いてみますが、
「しっかり着込んで作業しますから、、、」ということです。
けれども、なにか体を冷やしてしまったのだと思われます。
体の芯から。
みぞおちを按腹(あんぷく)していると、
「ここのところずっと、食欲がなくて」といいます。
それはそうでしょう、これだけみぞおち、胃が固くなってしまえば、胃も働くことができなくなるにちがいありません。
按腹がひと段落したところで、確認してみます。
右の肩が外転90度まで上がってきました。
ほとんど上げれなかった肩がです。
首も左右に動き始めました。
これはもう、続行です。
お腹を温めます。
お腹をアイロンで温めます
お腹が冷えてしまったために、体幹がすっかり丸くなり、肩・首が動かなくなった、という見立てで、まずまちがいはなさそうです。
と、なれば、もう少し欲をだして、お腹をアイロンで温めてみます。
お腹をアイロンで温めながら、按腹していきます。
奥のほう、胃がすっかり温まるまで、温めていきます。
けれども、みぞおちの固さは一介の整体では、完全には柔らかくならないようです。
ここで、再度、確認です。
すると、お見事、右の肩が頭まで上がりました。
左は、まだ頭まではあがりませんが、十分成果をだすことができました。
「お腹を温めると、ここまで、肩があがりましたから、体を温めてあげると、肩・首は動くようになると思いますよ。腹巻をしたり、ズボン下をはくなりして、体を温めることを心掛けて下さい」と指導します。
あとは、体の冷えがとれると、肩・首は元のように回復するのではなかろうかと思われます。