腰痛と自律神経の関係
安保徹先生の「こうすれば病気は治る」から引用しながら、
腰痛と自律神経との関係について考えてみましょう。
安保先生が病気と書いている部分はそっくりそのまま腰痛におきかえてもあてはまります。
では、引用してみます。
「病名を告げられても、どうしてそんな病気(腰痛)になってしまったのかを考えても、(腰痛の)原因がわからなかったことが多かったのではないだろうか。
しかし、「ストレスを受けるー交感神経の緊張ー顆粒球の増多ー活性酸素による組織破壊」
というプロセスがはっきりすることによって、病気(腰痛)の成り立ちが明確に見えてきたのである。
そこがはっきりすれば、(腰痛)の治療の方針もすぐに立てることができる。
最も重要なのは、最初の引き金になってしまうストレスを減らすことなのだ」。(P38)
人間の体をストレスを受けることで、自律神経のうち交感神経が作動します。
つまり、戦う神経が作動するわけです。
戦う神経がさ作動すると、身構えてしまいます。
体も緊張を強いられます。
また、緊張することで、血管も緊張し血流も悪くなります。
そこから、活性酸素による組織破壊という流れになっていきます。
交感神経の緊張が持続することで、筋肉そのものも固くなります。
その状態が長く続くと、筋肉のきんちょうがコリになるとも考えられます。
このように、腰痛と自律神経、なかでも交感神経とは密接に関係していると、いえそうです。