瓶詰めを開けてドケルバン病です
先日、腱鞘炎・ドケルバン病でご来院いただいた方が、
「また、ちょっと、痛みが出てきて」といって、ご来院です。
その場では良くなっても、また戻ることは、よくあることです。
なにかしら、悪くなるような日常生活のクセがあるからです。
行ったり、来たりしながら、少しづつ必ず良くなっていきます。
「いろいろ、思い返してみたんですが、
瓶詰めを開けようとして、きつくてなかなか開かないことがあったんです、、、」
なるほどです。
瓶詰めを開けようとすると、
右手は、こんなふうに
左手は、こんなふうに持ちます。
そして、右手は、左回りに(橈側)
左手は、右回りに(尺側)にまわすと瓶詰めは開きます。
左手のねじり方をみてみると、
そうです、この方の手首のねじれ方とそっくりになります。
なんという、発見だったのでしょう!
瓶詰めを開けようとして、手首がねじれた
瓶詰めを開けようとして、力をいれすぎて、その時、手首がねじれてしまったにちがいありません。
そして、橈骨と尺骨をクイッとねじりますと、この手のポーズができあがることもわかりました。
ですから、橈骨を尺骨のねじれを逆にする骨の操法もやはり有効となりました。
なるほどです。
腱鞘炎・ドケルバン病とはいっても、その発症の原因はやはり、みなさん十人十色ですね。
大変、参考になった症例となりました。